10月20日金曜日午後1時から、


高野山真言宗 四国地区特別伝道大会が愛媛県四国中央市のしこちゅ〜ホールにて執り行われました。



高野山金剛峯寺の管長猊下をお招きしての法会と法話。


サンドアートのアーティスト・田村祐子さんによりますパフォーマンス。


福祉施設を運営する株式会社どんぐりの社長さんによる講演。


そして第3部において、華道高野山と高野山金剛流御詠歌、そして宗教舞踊による三位一体の公演を執り行い、この第3部において筆者も出演させて頂きました。



3月くらいに急に話を振られて以降、この日のために準備を進めて参りました。


愛媛宗務支所が主催なのですが、ある日同じく御詠歌をしておられる副宗務支所長をなされている川之江の曽根さんから、


「叶くん、支所の方で三位一体の法会を御詠歌の方でしてよと言われたんやけど、ちょっと僕だけではよくわからないから、一緒に来てくれる?」


と言われて実行委員会の方に顔を出しました。


それからが、大変でした。


支所の方で決まったことをきくと、中央で華道の先生が花を活ける間、御詠歌の合唱曲と宗教舞踊をやって欲しいとのこと。


現在、合唱曲のほとんどは九州地区と岡山の一部の先生方が元ある御詠歌の曲を合唱曲に編曲されて、独自の公演を続けてこられています。


まず問題だったのは、その公演に長年にわたって継続して参加してきた経験者は愛媛県では私を含めて2名のみ。


しかも、合唱曲を公演するには愛媛宗務支所下および四国内の御詠歌教師および経験者を合わせても人数が足りない。


よって合唱曲の指導も含め、四国外から実力のある教師方に加勢してもらわなければならない。


しかしながら、九州地区の先生、岡山の先生方は今年の12月10日のオーストリア🇦🇹の国立音楽堂で行う金剛流御詠歌とウィーンの演奏者との共同によりますウィーン公演のために大変忙しい状況なのがわかっていたので、頼むのを躊躇しました。




費用が相当かかるので、クラウドファンディングも募集中です!



ただ支所の方では、すでにやることが決定している状態でこちらに話が振られましたので、もはや背に腹はかえられません。


心苦しくも、自分がこれまで懇意にさせてもらってきた九州の古賀さん、西さんたちにご相談させて頂きましたところ、


「ギロウ、今まで出て来てくれて、僕らもお世話になってきたんやから、何名か選抜して行くよ。1人で抱え込まないで」


と言って頂きました(涙)。


何ともありがたいお言葉を頂き、感動しました次第です。


9月にリハーサルをした際にも九州から来て指導をして下さいました。


ただでさえ、大変な時期にありがとうございました。



本番2日前に宗教舞踊の地唄を担当していた川之江の先輩が急に欠席になり、急遽私がその曲を1人で担当することになりました。


今年だけでドタキャン3度目なんやけどな……。


地唄のその曲は個人的に苦手な曲で、3月の時点で夢遍路などの曲に変更することも提案していました。


ま、その先輩がされると思い、あまり練習できていなかったのですが……2日あれば何とかなると思い上がっておりました。


本番で最初の音を間違ってしまい、この歳で未だに自分という人間がわかっていないな、と自身の至らなさを噛み締めております。


心を鬼にしてでも、断る時は断らなければならない、と改めて学んだ次第です。


私の地唄以外は、みなさんのおかげで本番が1番良いお唱えができたと感じております。


他県から出演してくださいました皆様、本当にありがとうございました。


重ねて御礼申し上げます。拝


ありがたいことです。


個人的に私も様々なことを抱えながらの中の準備と対応でしたので、正直なところ大変でした。


振り返りますと、いろいろとしこりの残る伝道大会となりましたが、とりあえずは無事に終わってホッとしました。


それにしても、地唄の失敗😔は痛かった。トホホ。この歳でまだ失敗するとは……心折れそう。


まだまだです。