10月30日月曜日


やはり御詠歌のウィーン公演のリハーサルおよびそれにかかる費用捻出のためのチャリティーコンサートのため、京都にあります御室仁和寺へやって参りました。


御室仁和寺は、明治までは代々皇族のお方が住職に座ることを伝統としておりました門跡寺院の中でも、徳川幕府より全国の仏教寺院を統括する格を与えられた筆頭門跡寺院でした。


天皇家の隠居所もしくは数ある親王様方のお立場が保障された場所としての歴史を有するためか?


非常にゆったりとした優美な雰囲気を醸し出しております。


厳しい山岳地帯の自然環境にさらされた高野山の孤高な美しさとはまた別の美しさです。


さて、午後よりのリハーサルが終わり、夕方6時半〜8時過ぎまでチャリティーコンサートおよび特別夜間拝観が執り行われるというので、私も縁側から聴かせて頂きました。



ライトアップされた庭園は、とても綺麗で高野山のような山特有の湿気のようなものを感じません。



開始前の宸殿。


ここは、普段開放していない建物だとのこと。


昔、皇室の門跡が客人などをお迎えされた場所です。


今回は特別に入らせて頂きました。


ありがたいことです。


私はお金を払っておりまさんでしたので、縁側から立ったまま拝聴させて頂きましたが、薄着をしていると風が寒かったです……。